火星と金星が大接近
7月の12・13・14日ですが、日の入り後、西の空を見ると、金星と火星が接近して見えるそうです。
金星は、夕方には西に、明け方には東に見えることから、それぞれ「宵の明星」「明けの明星」と呼ばれる明るい惑星です。
英語では、ビーナスという「美の女神」の名前で呼ばれますが、地球と似ているのはその大きさぐらいです。
例えば、金星の大気はほとんどが二酸化炭素で、強烈な温室効果が働いてます。
その上、地球より太陽に近いわけですから、表面の温度は、460℃にも達します。
金星がきれいに見えるのは、分厚い雲がおおっているからですが、その雲は、硫酸の粒でできている。
さらに、この金星の大気の上層では、秒速100m(時速369km!!)もの風が吹いています。
一方の火星は、赤く見えることから戦いの神(アレス)で呼ばれることもあります。
多くの探査機が訪れていますので、様々な写真を見たことがあるでしょう。
将来は、火星に移住しようという計画もあるようです。
金星に対して、火星は、地球の外側をまわる惑星です。
太陽から見て、水星~金星~地球~火星の順番に並んでいるのですが、冒頭に書いたように、金星と火星が接近して見えるとのこと。
どういう仕組みなのでしょうか。
詳しくは、国立天文台のこちらのページに詳しく解説してあります。
まず、自分で仮説を立ててみてから、ご覧になってください。
なお、一番近づいて見えるのは、7月13日の夕方とのことですが、そのときは月の大きさの中にふたつの星が見えるほどになるそうです。
天候にもよりますが、まず、自分の目で確認してみてください。
(画像は、大きいものが金星、小さいものが火星です。)